マクロ材料コースについて(2010年4月15日更新)

創造理工学研究科ホームページにおいても、「専修コースのマクロ材料コース」として紹介がなされておりますので、そちらもご参照ください。

2010.04.01


専修コース制度「マクロ材料コース」について

1.専修コース制度とは:

 創造理工学研究科は、工学系の専攻である5専攻で構成されています。この5専攻は創造理工学部の5学科の学部教育に基づいた大学院教育を展開しており、いわば学部・大学院一貫教育を通して大きな成果をあげています。一方で、工学系はお互いの境界を越えた学際的な分野における教育・研究が求められており、社会もこれらの学際的分野における教育に大きな期待を寄せていることから、大学院教育を受けるための社会人入学者も今後増加することが考えられます。 
 
そこで、創造理工学研究科ではこれらの要求に応える一つの方法として、柔軟性のある“専修コース制度による大学院教育”を2008年度より導入することになりました。

2.「マクロ材料コース」の概要:

現代の文明社会において、人類の幸福・安心・安全の観点から工業材料の果たしてきた役割は多大なものです。21世紀社会においては、さらに地球環境保護を志向する材料が要求され、エネルギー関連分野における効率的な材料開発、宇宙・海洋および輸送機器分野あるいは大型建設構造物分野では環境耐久性や材料信頼性の確保が最重要課題となっています。本コースでは、社会基盤産業を支える材料学を専攻横断的な観点から修得し、近未来に人類が直面する材料学的諸問題にも対処できる能力を育成します。

3.単位認定科目名、設置専攻および担当教員(*コーディネーター教員):

    [コア科目]

素材工学特論(不破*:環境・資源、隔年開講)

素材プロセス工学特論(不破:環境・資源、隔年開講)

輸送機器・エネルギー材料特論(吉田*:総合機械)

材料強度・破壊学特論(堀部*:総合機械)

新構造材料(堀部、他:総合機械)

鉄鋼材料学(寄附講座、総合機械)

材料デザイン特論(押田:総合機械)

応用鉱物学特論(山崎:環境・資源、隔年開講)

素材物質科学特論(山崎:環境・資源、隔年開講)

建築材料特論(輿石:建築)

  [推奨科目]

   塑性力学(浅川:基幹・機械科学)

   物造り工学特論(本村:基幹・機械科学)

   材料強度学特論(増田:基幹・機械科学)

   凝固工学特論(中江:基幹・機械科学)

   環境材料学特論(酒井:基幹・機械科学)


4.進入要件・修了要件

(1)進入要件

1)本コース受講希望者は履修科目等について事前に指導教員の承認の上、コーディネーター教員と十分相談しておくこと。

2)本コース受講登録届(別紙)を指定の期間に教学支援課へ提出すること。

(2) 修了要件

1) 本コース修了必要単位数は、本コース単位認定科目から10単位とする。

   但し、コア科目から6単位以上履修すること。

2)本コースの修了(見込)要件を満たした学生には、コーディネーター教員の審査(M1時の中間審査およびM2時の最終審査(いずれも12月頃))を経て本コース修了(見込)証明書を発行する。

   なお、修了見込み証明書は1)記載の必要単位の科目履修登録がなされていれば発行可能である。

5.その他

本コースに関する質問がある場合、下記のコーディネーター教員に問い合わせること。

不破章雄:akiofuwa@waseda.jp

堀部 進:horibe@waseda.jp

吉田 誠:makoto-yoshida@waseda.jp

以上