第2回金属系先端技術シンポジウムの概要報告

昨年に引き続き、10月4日(土)に「第2回金属系先端技術シンポジウム」が大久保キャンパスで開催された。

 最初に、本年度から創造理工学研究科に設置されたマクロ材料コース運営委員長、 環境資源工学科の山崎敦司教授から開会のご挨拶をいただいた。物質開発工学科が終了しても マクロ材料教育の重要性に変わりがないとのご説明があった。

 また、物質開発工学科が協賛であることから同学科の伊藤公久教授からも「金属産業に必要な学理と方法論」の特別講演をいただいた。

 現在の日本の素材技術は現場の高い能力に支えられており、大学としては基礎
学問の教育、研究を重視していくことが重要であり、欧米のトレンドである と述べられた。
本シンポジウム参加企業は、昨年と同じ18社で主として素材関連の先端技術について夫々講演が なされた。学生の参加は、物質開発工学科の3年生を中心に、他学科の学生も含め110名以上の参加があり、終始熱心に真剣に聴講された。
 
 都市鉱山における有価金属のリサイクル技術、低環境負荷の素材製造技術において日本は優れた技術を持っていること、こうした技術が世界の当該分野の製造技術をリードするであろうこと、また学生にとっては熱力学等の勉学が大いに必要で役に立つことが特に印象的であった。
シンポジウムの発表後に物質開発工学科・吉田 誠准教授から「本日の発表内容のまとめ」が紹介された。

 最後に「早稲田材料工学会」神尾彰彦会長より閉会のご挨拶があった。
引き続き、63号館1Fの学生食堂にて開催の懇親会にも多くの学生が出席したことからも、素材技術に興味を持ったものと考えられる。

早稲田材料工学会事務局


   

  

  

  

  


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